是正勧告対策
ある日突然、労働基準監督官があなたの会社へ訪問し(臨検といいます)、労働基準法、労働安全衛生法等の法律が守られているか否かを調査することがあります。そしてその際、法律に反している事案が出た時に、「是正勧告書」を会社へ示し、その改善を求めるのです。是正勧告で指摘された内容が違法の事実であればその改善の意思がみられない場合、逮捕、送検となる場合があり、検察庁や裁判の判断に委ねられることになります。是正勧告に対応するには、これに付随して、就業規則の改定や労使協定書の新規作成などを伴うことがほとんどです。経営者は本来の経営マネジメントに専念し、このような対応・対策は、専門家である社会保険労務士に依頼することが最善の解決策です。是正勧告に対し、お客様の実情の中で、できることから改善指導させて頂きます。
労務相談
近年、人事労務トラブルは非常に増えており、労働基準監督署には会社を訴える労働者の順番待ちの長い列が出来ています。その数は年間100万件にのぼると言われています。背景としては、マスコミの影響による労働者の権利意識の高揚があります。 最近の労働者は労働法をよく勉強しており、個人で労働基準監督署に駆け込むケースも少なくありません。訴訟ともなれば、会社は多大な労力と金を費やすだけでなく信用低下などのダメージも負いかねません。職場のルール作りやコミュニケーションをしっかり行うことでトラブルが発生しないよう、未然に防止することが大切ですが、それでもトラブルが発生してしまった場合には、なるべく早いうちに解決を図るのが最上策です。